先輩社員の声Voice

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大阪本場支社/鮮魚2部 太物課 S.T

※所属及びインタビュー内容は、取材当時のものです。

どうして大水に入社しようと思いましたか?

実家が漁師で子供の頃から魚に慣れ親しんできました。中学生の頃から親父と一緒に市場に行っていましたので、大水の事も知っていました。水産系の学校に進学して実家を継いで漁師になるか迷いましたが、子供のころからせりに憧れていたということもあり大水への入社を決めました。入社して配属先がマグロを扱う部署と聞いたときはうれしかったですね。これで自分もせりができると思ったのですが、せりをするには3年の実務経験と試験があってそれに合格しないといけないことをそこで知りました(笑)初仕事は今でも鮮明に覚えていて、初めてせりを間近で見たのですが、その勢いに鳥肌が立ちました。その時の先輩のせり姿を見て、将来は自分もこんな風にかっこよくせりがしたいと思いました。最近その姿に少しは近づけたかと思っています(笑)休みの日は実家の漁船に乗って海を眺めながら釣りをしてリフレッシュしています、海や魚が好きなのでこの仕事に就けて良かったと思います。

普段はどのような仕事をしていますか?

生マグロと冷凍マグロを扱っています。マグロと言えばせりのイメージが強いかと思いますが、主にせりを行っているのは天然マグロで、養殖マグロについては相対取引が主流となっています。昔とは違い養殖マグロの数量が増えてきたため、相対取引が半数以上を占めるようになりました。毎日4時15分にマグロのせりが開始するのですが、深夜に出勤してせりの準備に取り組んでいます。仕入れたマグロは色つや、脂ののり、大きさ等同じものがありません。せりにかける順番等でマグロの相場も変動するので、準備にはすごく気を使っています。せり中は複数の買い手が同時に値段を提示していくので、どの買い手がいくらの値段をつけているか瞬時に判断していかないといけません。常に緊張感がつきまといますが、やっぱりせりは楽しいですね。せりが終われば一旦一段落しますが、事務所に戻ってその日売り上げたマグロの伝票処理をしたり、翌日分のマグロを手配したりします。すべて終わって帰るのは11時頃ですね。

仕事のやりがいと、今後の目標は?

何と言ってもせりですね、毎日がお祭りのように賑やかで勢いがあります。取り扱っているマグロは本マグロからインドマグロ、キハダマグロ、メバチマグロ、カジキマグロ等、様々な種類を取り扱っています。もちろん魚ごとに天然、養殖の違いや、国産、海外産等の産地の違いなどもあります。同じ産地の同じようなものでも、個体によって差があり、全く一緒の物はありません。入荷されたときに瞬時にその差を見つけて、自分が思うような値段がついたときは面白いなって思いますね。もちろん予想が外れてしまうこともあるんですが(笑)自分も中堅社員になって、後輩を指導する立場になりました。理想とするせり人像を目指しつつ、今後は若手の見本となるようなせり人になりたいと思っています。